電流計算を詳しく説明 1ds/2A(許容値1~3A) ds(デシ)とは? 1ds = 1平方デシメートル(1 dm²)サイズ換算:10cm × 10cm = 100cm²👉 この 100cm² の面積に対して1A/dm² → ゆっくり成長(安全・繊細向け)2A/dm² → 標準(多くの作品に適する)3A/dm² → 速く厚みをつけたいとき(荒れやすいので注意)が目安になります。 面積の出し方(葉っぱの場合) 葉は長方形のように見積もっても実際は正方形ではないため、縦 × 横 × 2/3 を使って片面の面積を計算します。 ● 表裏を考える場合は ×2 を追加。 計算手順 素材の縦×横を測る葉の場合:縦 × 横 × 2/3 で片面面積を求める表裏がある場合は ×2合計cm² ÷100 = dm² に換算電流=面積(dm²) ×(1ds/2A) 例題 🌱 例1:小さな葉(縦3cm × 横2cm、表裏あり) 片面面積:3×2×2/3=4 cm²表裏合計:4×2=8 cm²8 ÷100=0.08 dm²推奨電流:0.08 A(1A基準)0.16 A(2A基準:中央値)0.24 A(3A基準)👉 初心者なら 0.1~0.15A でスタートが安心。 🍃 例2:中くらいの葉(縦8cm × 横5cm、表裏あり) 片面面積:8×5×2/3=26.7 cm²表裏合計:約 53.3 cm²53.3 ÷100=0.53 dm²推奨電流:0.53 A(1A基準)1.06 A(2A基準:中央値)1.6 A(3A基準)👉 実際は 1.0 A前後で安定しやすい。 🌿 例3:大きめの葉(縦10cm × 横8cm、表裏あり) 片面面積:10×8×2/3=53.3 cm²表裏合計:約 106.7 cm²106.7 ÷100=1.07 dm²推奨電流:1.1 A(1A基準)2.1 A(2A基準:中央値)3.2 A(3A基準) 👉 電源や液の状態を見ながら2A前後でコントロール。 まとめ 基準:1ds(100cm²)あたり 2A許容範囲は 1~3A/dm²葉っぱは 縦×横×2/3×2(表裏) で面積を見積もるスタートは 基準より少し低めで → 観察 → 徐々に上げるのが安心表面積計算:平板に近い→×2(表裏)/ 立体&凹凸多い→×1.2~1.5上乗せ。 📌 ポイント:早く盛らせようと上げすぎるとハナサキ・荒れ/弱すぎると時間だけかかる。「なめらかに“育つ”速度」が正解です。